王侯貴族風
			
第二王子(左)とその従者(右) 王に気に入られている第二王子は我侭放題。 従者は甘やかされて育った貴族の箱入り息子。 傾いていた家の財政を援助してもらったお礼にと 王子の元へ出向いてご奉仕する事になった貴族の息子。 従者 私は何をすればよろしいのでしょうか? 王子 綺麗な顔だが白痴のようだな、従者と言えばする事は一つと決まっておろうに 従者 スミマセン、従者になるのは初めてなもので。何をするのでしょう。 王子 王子のシモの世話に決まっておろう 従者 ハァ…?王子でもオネショをなされるのですか…? 王子 そうそう、最近めっきり緩くなっての…ってバカモンッ!!!!    そっちのシモじゃないわ!!ええい!これが眼に入らぬか!!!! 王子は自ら紋所…いや怒張したイチモツを取り出して見せた。 従者 さすがは王子、ご立派なイチモツですね 従者は感心している 王子 …いちいち気の抜ける奴だな。 おべんちゃらはいい。さっさと抜け。 従者 抜け… !?もしや王子のソレは取り外し可能なんですか!?脱着式!? 従者は目を剥いている。かなり本気で驚いている。 王子 (………いや、こんなことで挫けていては第二王子の座は務まらないぞ) そうだ!務まらないぞ!頑張れ王子!負けるな王子! 王子 いやいや従者君、そうではないんだよ。    このイチモツの中にはね、悪いものがたくさん溜まってるんだ。 従者 それはいけませんね! 王子 だろう?だからね、それを、君のその、可愛らしいお口で吸い出して欲しいんだ。 従者 わかりました!全力で吸い出します! 王子 …いや、ゆっくりでいい。ゆっくり吸い出せ。 従者 は、はい… そっと手に取り恐る恐る口にする従者。ちゅくっと音を立てて吸い出す。 従者 …ふぃ…ふぁ…うふぅ 王子 …いいぞ…その調子…ゆっくり…だ… 従者 …ふぁ…っ…ふぐぅ… 王子 いいぞ…いいぞぉ…ふっ…うっ…くっ…! 従者 ほぅ…ふぃっ…!(王子…!) 王子 バカッ…!くわえたまま…しゃべる…な…っ!…っくうっ! ドクッ! 王子の白い液体が従者の口に放たれた。早漏? 従者は両手で口を覆い、必死な目で王子を見ている。 従者 ほほぅひぃ…ふふひほうふへっ!?(王子、この口の中の毒はどうすれば!?) 王子 飲み込め 従者 !? ふるふるふるふるっ! 首を振る従者。 王子 大丈夫だ。その毒は飲んでも死なない。むしろ滋養になるぞ。    ごっくんだ。ごっくんしろ、ごっくん。     ごっきゅんっ! 言われたままに飲み込む従者。 えもいわれぬ表情の従者。 王子 どうだうまいか? 従者 マ、マジュイ…です。 王子 ブッ…ハハハッ!正直な奴め!良薬口に苦し、不味くて当然だ。 よく飲んだなぁ、偉いぞ!よくやった! 王子は幼子にするように従者の頭をナデナデした。 従者はやり遂げた誇らしさと王子に誉められた嬉しさで胸がいっぱいになった。 吐きそうな気分もどこかへ吹き飛んだ。 従者 お、俺、いつでも王子の毒を吸い取って飲んでお見せしますよ! 王子 フ、それは頼もしいな。    では次は別の口から吸い取ってもらおうかな… 従者 ? 王子はこの物知らずでバカ正直な従者をいたくお気に召し、毎晩のお供に加え入れた。 従者は人に何の仕事をしてるのか聞かれた時、 王子の毒物取り除き班だと誇らしげに答えるのだった。 ※ああ、会話形式になると途端にへたれ漫才に走ってしまう。 途中から王子が保父さん化だよ。我侭王子という設定なのにな… 従者はこんなんだけど二十歳軽く超えてるくらいが理想的です。 絵に関して言えばもっとそれらしく宝石とか散らしたかったのですが、 前掛け(?)あたりで眩暈を覚えて挫折。何たる根気のなさ。 後ろに散らしてあるのは小判ですが、なんかの虫のたまごにしか見えない…