王子とお風呂
			
従者と王子のその後を書きました。 随分昔に貰ったリクエストです。 王  おまえもそろそろ嫁さん貰ったらどうだ。    良かったら良い子紹介するぞ? 王子 いえ、それがしは未熟者ゆえ、所帯を待つにはまだまだ遊び足りな…いえ、    修練が必要と思われるので遠慮いたす所存であり候…。 王  まあ待て、ワシの可愛い王子よ。    ぶっちゃけいうと、おまえの兄さん、第一王子の家臣たちがの    おまえを亡き者にして、第一王子を王座に据えようと企んでるらしいのでな、    強力な後ろ盾が必要なんじゃ。幸い候補はいくつか来ておる。    どうじゃ?悪い話ではない。会ってみんか? 王子 ………………ボソ(ゼッテーヤダ)。      王  おおっ、そうか!是非にとな!それなら話は早い、    早速明日にでも場を設けようぞ    孫の顔が楽しみじゃ! 従者 きょ〜うはた〜のしいっ毒取り除きの日〜♪    王子のために〜 がんばるぞぉ〜 あ、それワッショイ♪ シーツを広げながらクルクル回る従者 王子 ……………。 従者 あ、王子!どうしました〜?眉間にゴミが…えいっ…あれぇ〜?取れないなぁ? 王子 それは皺じゃボケェ! 足で従者をおもいっきりど突く王子 従者 ああ御無体な…っ 王子 …おまえのアホ、スケールアップしてないか? 従者 ハイッ!お褒めにあずかり光栄です! 王子 …おまえのアホに対する価値基準なんなの? 従者 以前王子は私めに『おまえのアホはいつか世界を救うだろう』とおっしゃいました。    私はそれ以来アホを舞進させていくことを心に決めたのです。 そっと目を閉じ祈りのポーズの従者。従者に後光が差した! 王子 なんか今俺スゲー凶暴な気分… 従者 王子、お疲れなんですね…かわいそう…    …そうだ!私めが癒してさしあげましょう!    退屈な王宮勤めで暇を持て余した私が開発した創作ダンスなんですが、    メイドさん達の間で見ただけで疲れが吹っ飛ぶと評判なんですよ! 王子 おまえ、俺がいない間に何を…、いや、いい、やめろ    へそをしまえ! もうそれ禁止!今度メイドの前でそれやったら死刑な! 従者 そ、そうですか…自信作だったのですが…残念です… うなだれる従者 死刑はさすがに言い過ぎたかと気が咎める王子 王子 …そんなに自信があるなら、まあ、俺の前だけでならやってもよいぞ… 従者 お、王子! パァアアア!従者の後光!王子の疲れがピークに達した! 王子 …今日はもう疲れた、風呂入って寝るぞ。来い。その腹の落書きを落としてやる 従者 王子、これは前衛アートといって落書きではありませんよ? 王子 … 従者 ひゃ!?お、王子!? このままでは拉致が明かないと確信した王子は無言で従者を脇に抱え、そのまま浴槽へと向かった。 従者 アヒャヒャヒャヒャ…!!    お、王子、こ、こそばゆいです! 王子 じっとしてろっ!落ちねーだろがっ! 従者 そ、そんなこと言ったって、こそばゆい…お腹っ…ヒャハハハ…ッ! 王子 …ったく、俺がチャンネー以外の体洗うなんて前代未聞だぞ… 従者 チャン…? 王子 な、なんでもねーよ。ホラ前向け、ついでに背中も洗ってやるから。 従者 こんな風に人に体洗ってもらったの久しぶりです 王子 あー、おまえこれでも元貴族の息子だもんな。なんだ、お付きの侍女にでも体洗ってもらってたか? 従者 えっ、そんな滅相もないっ!    そんなこと侍女さん達に頼んだらはったおされて足で踏みつけられて 「これだから童貞は」って蔑んだ目で見られちゃいますよ! 王子 …おまえどんだけ舐められてたんだよ。貴族様の扱いじゃねーぞ、それ… 従者 6歳まで母親と一緒に入ってたので、その時のことですよ。    王子は今も洗ってもらってるんですか?侍女さんに? 王子 … ムギュッ 泡だらけの手で従者の粗末なモノをつかむ王子 従者 ヒャッ、お、王子 そ、そこは洗わなくても…っ    あっ…ひゃん…っ つかんだ手をニュルニュルとゆっくり上下させる王子 従者 ひゃあ…っう…んっ…お、王子ぃ、ら、らめぇ…っ 王子 洗ってるだけだぞ?何よがってやがる 従者 お、王子の侍女さんは、こ、こんな、洗い方するんですか…!? 王子 …よし、こっち向け 従者 ひゃっ 勢いよく、ぐるっと従者を反転させて向かい合わせに座らせる王子。 ぴったりと従者のアレが王子のアレに引き寄せられた。 従者 さすが王子…僕の倍ありますねぇ 王子 背ぇ比べじゃねーんだ、関心してんなよ 合わさった二本をまとめて握り上げ、緩急をつけて上下に擦る。 お互いの息があがる。 従者 はぁう…っ、お、王子…っ、王子のおちんちんが…!た、大変です…っ!    おっきくなってますよ…!? 王子 おまえのもな 従者 こ、このまま二人のおちんちんがおっきくなり続けていったらどうなっちゃうんでしょうか王子? 王子 爆発するな 従者 爆発!? 青ざめてブルブル震えだす従者。王子の手の中の片割れも一瞬で縮み上がる。 王子 おいおい、マジかよ…おまえは… 深いため息を付く王子。 無知なアホ従者を憐れに思うのと同時に嗜虐心が沸いてくる。 ある事を思いついてニヤリと笑う王子。 王子 おまえの粗末なおちんちんが爆発したところでたいした被害は発生しない    だが、俺の強大なおちんちんが爆発してしまうと被害は甚大だ    俺もおまえも木っ端微塵だ    跡形も無くなるだろう 笑うのを堪え深刻な顔と声音をつくる王子 完全に真に受けて震え上がる従者 従者 お、王子っ!大変じゃないですかそれ!?僕達すっぽんぽんでし、し、死んじゃう…!? 王子 まあ落ち着け従者よ。被害を最小で済ませる方法はある。 従者 な、なんと!さすが王子!で、では早速その方法とやらを…! 王子 うむ、ではそこに四つん這いになってこちらに尻を高々と差し出すのだ従者よ 従者 はい!こ、こうですか!? 何の疑念も抱かずに、勢い良く王子に向かってケツを突き出す従者 自分の意のままに動く従者に戦慄を覚え、少し後ずさる王子 王子 う、うむ、良いぞ。では準備にとりかかろう。 従者 ぎゃひっ!?お、王子、一体何を…? 王子が従者の尻穴に人差し指を第一関節まで差し入れたあたりで、漸く、 従者は自分の身に降りかかろうとしている事態に思い至った 王子 準備だ 短く言葉を発した後、黙々と従者の尻穴を指で弄る王子 その真剣な様子は職人さながらだ 一方の従者は王子の職人テクに息も絶えだえに悶まくる 従者 ひっ…ぐっ、ぅあ…!あっ…あんっ…!お、おうじ…ぃ…っ    ひぃ…ふぅ…っ…んんっ、あっ、あっ、ひゃあ…んっ、王子っ、    か、体…っへんん…っ!!!! 王子 変ではないぞ。通常の反応だ。ではこれから慎重に物を挿入するので心しろ 従者 ぶ、ぶつ?そーにゅ?…何のことれす…? 王子 つまり、この危険物を、この尻穴に入れるってことだ 言いながら王子は膨張した己自身をつかんで従者の尻に近づける 従者 えっ、で、でも爆発したら大変なことになるんじゃ…? 王子 そうだ。おまえの中で、これを、爆発させる。    おまえは大変なことになる。だが、俺は助かる。 表情を消し、残酷に冷たい目で従者を見下ろす王子 紙よりも白い顔色になる従者 従者 …わ、わかりました。ぼ、僕の尻穴で王子が助かるなら…っ、喜んで差し出します!    どうぞ! ぶるぶる震えながら、後手で自分の尻をわしづかみ、王子に尻の穴を全開で見せつける従者 王子 …フッ、バカのくせにとんだ忠義ものだな、おまえは… 従者からは見えなかったが、王子にしてはめづらしく、穏やかに微笑んでいた。 従者 王子…? 王子 フン、最後の手向けに存分に優しくしてやろう 従者の粗末なそれを片手で包み込むようにして握りながら、 凶暴なそれをゆっくりと従者の尻に埋め込んでいく 王子 よし、全て入ったぞ。息を吐くがよい従者よ  従者 …ふぅ、はぁー!!凄いです!!王子!    王子のおちんちんが僕のお尻の中にはいっちゃいましたよ!    感動です!! 王子 …痛くはないのか? 従者 ちょっと痛かったけど大丈夫です!男の子ですから!! 王子 そうか、偉いぞ従者 従者の扱い方を覚えてきた王子 誉められた従者は嬉しかったのか、お尻を左右にふる 王子 ちょ、やめれ、俺が痛い!折れるわ、アホ! ポカンと従者の頭をグーで叩きつける王子 従者 ハッ!申し訳ありません!調子にのりました! 王子 …まあ、よい。では動くぞ ぬぷぬぷと先端をゆっくり出し入れする。 静かになった湯殿に従者の小さな喘ぎと王子の息遣いが響く しだいに動きが早くなるにつれ、従者の喘ぎが大きく王子の息遣いが荒くなっていく。 興が乗ってきた頃合いに奥まで突こうと腰を落とすが、それに反して従者の尻穴がきゅっと締まる きつい締めつけに王子はくっとうめき、従者を叱ろうと顔を上げるが、従者の様子に声を呑んだ。 従者は両手を固く握りしめ、真っ青になって小刻みにカタカタと震えていた。 王子 何をそんなに震えておる… 従者 す、すみません、王子。お、王子のおちんちん、な、中で、膨らんできたのがわかって…っ    も、もうすぐ爆発するんだと思うと…こ、怖くなっちゃって…っ、ひっ、ぐ、グス    ご、ごめんだざいぃ、ぼ、ぼぐおどこどこだどにっ、せ、せっかく王子が褒めてくだずっだおに…っ 王子 ………… 目元を抑えて深い溜息を吐く王子 王子 ハー、怖いわー天然マジ怖いわー…    わかった、もーめんどくせーから    先に種明かしをしておいてやる 従者 はへ?お、王子?…や、な、何を?! 王子は従者のおちんちんを掴むと乱暴にしごき出した それまでに与えられた快楽も手伝って、簡単に昇り詰める従者 従者 やぁ、ひぃ、ら、らめぇ、お、王子!爆発しちゃうよぉおおお!! 限界に達し、ついに我慢できず、王子の手の中で従者のおちんちんが爆発した! 従者 ………はへ?い、痛くない 当然、従者が想像した爆発とは違い、白いべっとりした液体が飛び散っただけで、どこも破損した様子はない。 従者 僕のおちんちん、威力小さすぎ…? 王子 …そういうことではない。このおちんちんの爆発で人が死んだり重症を負ったりすることは一切ないから安心しろ    (一体俺は何を大真面目にこんな事を…) 従者 な、なんだー、そっかー! よ、よかった〜!    もーやだなー、先に言ってくださいよ王子ぃ!    僕、うっかり死ぬ覚悟しちゃいましたよぅ! それはうっかりするようなものなのかと小一時間問い詰めたかったが 今はもう一つの爆発物に集中しなければいけない。 やや放心した状態の従者にゆっくりと腰を打ちつける。 意識を取り戻した従者は再び喘ぎ始める。 従者 あっ、あんっ…ひゃあっ、あんっ、あんっ、あひゃあっ、あんあんあんっ、お、王子ぃっ…! 死ぬ覚悟がなくなったせいか先程より奔放な喘ぎ声を出す従者。 王子 くっ…たまらんな…!淫乱従者め…! 額に汗して打ちつける腰を、除々に早める王子。 従者 お、王子…!あんっ…王子のばっ、爆発しそ…おっ!ば、ばくはつっしても…っ、ぼ、    ぼくたち、死なない…っ? 息も絶えだえに、王子に安全確認をとる従者の瞳が不安に揺れる。 王子 大丈夫だ!死なない!ちょっとおまえは大変なことになるかも知れんが… 後の言葉で従者の顔がびくつく。 いいかげんこの変な設定をやめるべきかと思うが、 従者の怯えた顔を見ると、少しだけ王子の嗜虐心がくすぐられるので続行する。 従者 はっ…!、ひっ、ひっ…、ふー…っ! 王子 ぐっ…!ゆくぞ…!爆発…5秒前、3、2…! 王子の悪ノリのかけ声と供に、ドッカーン、ではなく、ビュクッっと白濁した液体が従者の腹の中で飛び散った。 ズルッと従者から体を抜く王子。従者の太ももを穴から零れた液がつたう。 ピクピクと体を痙攣させる従者。 従者 ぼ、僕、どうなっちゃっうんでしょう…? 不安げに涙目で王子を見上げる従者。 王子 …フッ、これで子供でも出来れば万々歳なんだけどな。 従者 王子…? 自嘲気に笑う王子を不思議そうに見上げる従者。 その従者の頭をグリグリなでまわす。 従者 お、王子! 王子 心配いらねーよ、後の処理は俺がバッチリやってやる。おまえがその大事な腹壊さねーよーにな! 従者 だ、大事…?ですか? 王子 おうよ!俺に腹踊り、見せてくれるんだろ? いたづらっぽく笑う王子に、顔を真っ赤に染める従者。 従者 …っ!、はいっ!日夜特訓して、渾身の腹踊りをお見せしますよ!! 従者の決意表明に穏やかな顔で笑う王子。 王子 やれやれ、俺も年貢の納め時かな。 従者 ?王子も国民と同じように年貢を納めるのですか? 王子 …………………。 後日 王主催の夕食会が開かれた。 天井の低い一室に集う国の重役。 王は上座にでんと座り、イライラと膝を叩いている。 その斜め左に王子が涼しい顔で座る。 その隣で従者がキョロキョロとあたりを見回す。 従者の下座には厳つい顔の重鎮たちが並んでいる。 片側の席は全て空席になっている。 従者 お、王子、今日は王子がお見合いされると聞き及びましたが…    僕がこの席にいるのは場違いじゃないでしょうか…? こそこそと王子に耳打ちする従者。 王子 おまえが居なければ、この夕食会の意味はない。 従者 ?………ハッ、まさか僕の腹踊りを見込んで…! 王子 いや、違う。腹を出すな…っ。ちょ、おまえら剣をしまえっ! 従者の不審な動きに色めきたつ重鎮たち。 王 ええいっ!遅い!遅いぞ!先方はまだか!   異国の風習に従ってこのような一室まで設けたというのに…!   よもや逃げ出したのではあるまいな…っ!? 青筋を幾つも浮かべ気を吐く王。 従者 なんだか空気が重いですね…ヨシ!ここは僕が渾身の腹踊りで…! 王子 …やめろ。 腹を出そうとする従者。止める王子。剣の柄に手をかける重鎮たち。いさめる王子。 王子 王、ネオニート姫は来られません。私がお断りしておきました。     王 はぁ!?なんじゃと!? 王子 ネオニート姫も乗り気ではなかったみたいで、    助かったこれで城から出ずに済むと、喜んでおいででしたよ。 王 何を勝手なことを…っ!ネオニート姫の性格はアレだが、家柄は折り紙付。   彼女と結婚さえすれば強力な後ろ盾を得られるというのに…っ! 王子 私が強力な後ろ盾を得たとしても、闘争心旺盛な兄上の家臣達が大人しくしてるわけないでしょう。    醜い後継争いになることは必須。そうなれば他国から付け入られる事態にもなりかねません。    ここは一つ、私が甘んじて格下の相手と結ばれ、兄上、及び兄上の家臣たちの自尊心を満足させてやるのが得策かと。 王 むむ………おまえ王位を兄に譲る気か? 王子 ええ、元々それが順当ですしね。私ほど魅力のある男ではありませんが、国を治めるには兄上のような糞真面目な男が適材でしょう。それに私は世継ぎを望めそうにありませんし。 王 んあ?希代の精力絶倫男と呼ばれるおまえが何を… 王子 その精力は今後全てこの者に注ぐ予定なので 従者の頭に手を置く王子 何を言われてるのか全くわかってない様子できょとんと王子を見上げる従者 王 お、おおお男ではないか!!!!それもお前の世話係!!!!!!ふ、ふざけてるのか!? 王子 ふざけてませんよ。ってか打ってつけでしょう。    そうだ、この城は危険なので俺が彼の家に婿養子として出向くことにしましょう。    向こうも我々には恩があるので心良く承諾してくれることでしょう。 王  彼の家に…? 王子 お忘れですか?この者の家は王室が目をかけてる貴族ですよ?    彼の家は王室が財政の立て直しを手助けしたおかげで今や大地主。    兄さん達も下手に手出しできないので安心ですよ。    さあ陛下、この放蕩息子を勘当してやってください 王  ぐぬぬ、言われなくてもそうするわい!! 馬上の二人 王子 大丈夫か? 従者 ええ、ちょっとお尻痛いけど…あ、陛下のせいじゃありませんよ! 王子 それは俺のせいってことにしとけよ 従者 でも残念です…王様に僕の腹踊りをお見せできなくて… 王子 それは今後、俺以外に見せるの禁止だ! あとがき ※爆発とかの段階で支離滅裂になってきて途中放棄してたSSです。 放りっぱなしは気持ち悪いので最後まで完成させました。 しかし最後まで支離滅裂…従者の尻も滅裂よ! ……… …… ごめんなさい…